あせも(汗疹)

あせもとは:汗の出口(汗腺)がほこりやあかでふさがれて、炎症がおこったもので、頭・額・首のまわり・脇の下など汗のでやすいところに多くみられます。白いあせもと赤いあせもの2種類があります。通常は暑く湿度の高い夏に多くみられますが、最近は暖房の影響で冬でもみられるようになりました。

症状:白いあせもは白くやや透明感のあるぶつぶつで、かゆみもありませんが、赤いあせも(通常汗疹といえばこちらを意味します)はかゆみを伴い、かきこわして細菌が感染すると汗腺膿瘍(あせものより)と呼ばれる状態になります。

治療:湿疹化した場合や汗疹の程度によっては薬を処方しますが、汗をかきっぱなしにしないこと、清潔にすること、涼しくすることなどの対策が大切です。具体的には、汗を吸いやすい肌着(木綿・ガーゼ)にして、汗をかいたらまめにきがえさせる、夏でしたら、一日に2〜3度お風呂で汗を流してあげます。冬でしたら、汗をかきすぎないよう暖房と衣類を調節してあげて下さい。

ポイント:あせもは予防が大切。大事にしすぎるあまり厚着にならないように、気をつけてください。


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