蕁麻疹

蕁麻疹とは:蕁麻疹は、肥満細胞から放出されたヒスタミンなどによりおこると考えられています。ヒスタミンなどが放出される原因として、食べ物や薬などに対するアレルギーのほかに、動物・植物・暑さ寒さ・感染などが知られていますが、原因不明の事も少なくありません。

症状:突然皮膚の一部がモコモコと盛り上がり、通常強いかゆみを伴います(かゆくないこともあります)。形や大きさはいろいろですが、皮膚の柔らかい所にできやすい性質をもっています。短時間(多くは数時間)で消えてしまうことも蕁麻疹の特徴のひとつです。

治療:蕁麻疹がでてしまった時は、抗ヒスタミン剤を服用(急ぐときは注射)します。ぬりぐすりはほとんど効果がありません。繰り返して起こる場合には、アレルギー反応を押さえる薬を使います。また、原因が分かっている場合は、その原因を避ける努力が大切です。原因を調べるために、食事日記をつけてもらうこともあります。

ポイント:皮膚だけではなく、口の中やのどの粘膜にできることもあります。粘膜にできた場合は呼吸困難を起こすことがありますので、蕁麻疹といっても軽く考えてはいけません。


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