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「注射の方がよく効く?」
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Q 注射の方がよく効くとお考えの方が多いようですが・・・
A 一般的に、同じお薬で内服薬と注射薬を比較した場合、注射の方が早く効く(作用する)と言うことは言えるかと思いますが、その分、効いている時間は短くなります。じんましんの治療の時などには、注射薬の効果が発揮されるわけです。また、抗生物質に限れば、注射薬の方が効力の高い薬が多いと言うことは言えます。ですから、肺炎などを起こした場合、入院して点滴で抗生物質を投与するわけです。しかし、この場合の抗生物質の投与は最低でも1日2回必要で、場合によっては3〜4回と時間毎に使わなければ効果が期待できませんので、入院が前提となるわけです。一方、風邪などの外来での治療に関して言えば注射薬の出番はほとんどありません。ですから、時と場合によりけりで、常に注射がいい、よく効くとは言えないのです。