メールや掲示板で個別的な医療相談を中止した理由
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以前は、メールや掲示板での医療相談・健康相談を受け付けておりましたが、現在は中止しております。それにはいくつかの理由があります。
  • 医療や健康上の具体的な事柄の判断や決定は、診療行為となります。
    • インターネット上の診療行為については、その行為の結果生じる責任や対価に対する取り決めはなにもありませんので、万一の際のトラブルを防ぐためにも、安易な回答はつつしむべきであると考えております。
    • 医療の基本は、既往歴・家族歴・現病歴などを聞いた上で、診察、そして必要であれば検査を行い、総合的に診断することですが、インターネット上ではそれができません。
    • 医療行為には責任が発生しますので、不十分な情報から安易な結論を出してしまうことは避けなければなりません。通常、相談者からの情報のみでは十分とは言えず、いくつかの質問とそれに対する答え、新たに生じた疑問とそれに対する答えと何回ものやりとりが必要となり、それにかかる時間は決して短時間とはいえません。直接お会いしてのやりとりに比べて、遙かに多くの労力・時間を消費します。
  • 現在受けている治療に関する質問も時々いただきますが・・・・
    • 実際に診察を行っているドクターよりも、限られた情報からでは正しい判断を行うことは困難です。メールなどによる情報は相談者の主観が入ります。同じ症状・所見でも見る人の立場によりかなり印象が異なります。
    • 主治医の先生に聞きづらいとおっしゃる方がいらっしゃいますが、納得できない事や心配な事がある場合には、実際に診療をお願いしている先生に遠慮せずに聞いてください。患者さんには納得できるまでよく説明してもらう権利があり、主治医にはよく説明する義務があります。私が主治医でしたら知りたいことがあるのなら直接聞いてほしいと思います。
    • かかりつけ医をお持ちでない方もいらっしゃいますが、自分及び家族の健康を守るために、どんなことでも気軽に相談できるかかりつけ医を持つことをおすすめ致します。
  • 急な発症に関する質問も希ですがいただきますが・・・
    • インターネットは、夜間休日診療所ではありませんので、いつもすぐに対応できるとは限りません。ご自宅でインターネットに向かって時間を費やしている間にも病状は進行してしまうかも知れません。その前に、救急指定の医療機関をご利用下さい。
以上のような理由から、心配な事がおありでしたら、現在見ていただいているドクターやかかりつけ医に相談し、納得できるまで説明してもらってください。インターネット上で流されている医療情報はあくまでも一般的な基礎知識です。その情報を上手に利用して、ご自身の責任で判断して下さい。安易な相談や不十分な情報に基づく間違った答えで安心し、医療機関を受診するチャンスを逸してしまい、重い病気の発見が遅れてしまうことがないようにしてほしいと思います。