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今年(2015年度)のインフルエンザワクチンについて
今年のインフルエンザのワクチン株はこれまでのその年に流行が予想されるA型から2種類、B型から1種類の3種類のワクチンだったのが、B型からも2種類に変更となり4種類の成分が含まれているものになる様です。
65再以上は公費補助:予防接種法の改正により、65歳以上の方には接種費用の一部が公費で負担されます。65再以上の型でインフルエンザワクチンの接種を希望される場合には、安達医師会管内では今年度は自己負担金が1500円の予定です。ご希望の方はお早めにご予約下さい。
何回受ければいいの:インフルエンザワクチンの接種量及び接種回数は次のとおりです。
  1. 6ヶ月以上、3歳未満の方:1回0.25ml、2回接種。
  2. 3歳以上13歳末満の方:1回0.5ml、2回接種。
  3. 13歳以上の方:1回、0.5ml、1回接種。
インフルエンザの効果は:インフルエンザワクチの接種を受けたからと言って、インフルエンザにかからないという訳ではありません。インフルエンザとワクチンの関係をよくご理解の上、接種を希望される場合には、お早めにご予約ください。インフルエンザの効果については、このページの後半(インフルエンザワクチンABC)をご覧下さい。
当院の対応10月中旬日より、インフルエンザワクチンの接種を開始しております。かかりつけの患者さんの数よりも、接種する事ができるインフルエンザワクチンの量(時間的な要因で)の方が遙かに少ないので、ご希望の方はお早めにご予約ください。追加で入手する事はほとんど不可能ですので、予約分でいっぱいになり次第、お断りせざるを得ません。
インフルエンザワクチンABC
 はじめに:インフルエンザは毎年冬に流行するかぜの親玉です。ここ数年は毎年流行しており、体の弱い乳幼児や高齢者では、特に注意が必要です。最近の調査ではインフルエンザによる脳炎・脳症あるいはライ症候群で亡くなったり、後遺症を残す事例は小児だけでも日本で毎年200例にのぼると集計されています。
ワクチンの効果:この10年間、ワクチン株と流行株はほぼ100%一致していますが、ワクチンを受けても100%かからないということではありません。しかし、インフルエンザワクチンを接種しておけば、たとえインフルエンザにかかっても軽症ですみ、重症にならないことが期待できます。
ワクチンの現況:平成6年から学校や保育園での集団接種が廃止され、任意接種となりました。したがって、希望者は自分の意志で任意の接種を受ける事になります。通常4週間の間隔で、2回接種します。インフルエンザが流行する前(11月〜12月)に受ける事が大切です。マスコミ等で流行のニュースが流れてから受ける方がいらっしゃいますが、それでは遅すぎますのでご注意下さい。
ワクチンの副作用:今年から一部の会社の製品ですが、重篤な副作用の原因と考えられているゼラチンを含まない製剤が開発され、安全性がより高くなりました。
接種対象:インフルエンザワクチンは全年齢が対象ですが、一般的には1歳以上の乳幼児、小中学生、受験生および特定の集団の世話をする職業(例えば、看護婦・医師・教師・保母・介護士など)の成人そして65歳以上のお年寄りの方です。小児のいる家庭の家族は全員、ワクチンの接種を受けることをおすすめ致します。